ベストエステート サービスサイト リニューアル
- Category
- web
- Type
- サービスサイト
- Scope
- Information Architects / Art Direction / Design
OUTLINE
日本で暮らす外国人向けの不動産検索サイトのデザインリニューアル案件でした。デザインを行うにあたって留意した事は、まず第一にユーザは日本語が読めない可能性が高いという点です。言葉で理解を促すのではなく、出来る限りアイコンやインフォグラフィックを使って直感的な操作を実現できるようにこころがけました。次にこれは本件に限った事ではありませんが、私がサイトの設計を行う際に必ず行う「サイトの立ち位置の確立・整理」です。つまり今回のサイトは「誰」にとっての「何」なのか?という事をサービス提供者であるクライアントにも再認識してもらうわけです(今回は「外国人」のための「検索ツール」です)。そうすることで無駄やムラが整理され、実際のサービスの質が格段に向上すると信じています。
多くのWEBサイトのトップページで大きなメインイメージエリアが儲けられているのを見かけます。ユーザにとってはそれほど必要ではなく、オーナー側の自己満足になってしまうことが多いです。しかしサイトリニューアルというのは、実は提供者(オーナー)にとっても重要なイベントなのです。「あぁ新しくなったんだなぁ。もう一度気持ちを引き締めていこう!」と客観的に自社サービスを再考する絶好の機会なのです。そのためにもメインイメージエリアは残したいと考えました。
ただしトップページに訪れるたびに表示させる必要はありません。今回はメインイメージが1日に1回しか表示されない仕組みを取り入れることでその問題を解決しました。メインイメージエリア表示が「日本語」のみなのは、このページのターゲットユーザが外国人ではなく、サービス提供者(日本人)だからです。
「ツールとしてのサイトの立ち位置」はしっかりと確立しなければなりません。しっかりとしたゾーニングを行い、ここには何の情報があるのかを確定させるデザインにしています。